シリア アサド政権崩壊の現場から
シリアの反体制派勢力「シャーム解放機構」(HTS)は2024年11月28日、同盟勢力とともに、北部アレッポ州の政府陣地に対し、組織的な奇襲攻撃を始めました。
24年間にわたったアサド大統領の支配は、72時間以内に事実上崩壊。AFPはアラブの春以来、シリアでの最も重要な権力移行の瞬間を取材しました。
シリアではインターネットの混乱と報道規制が依然として続いており、反体制派の攻勢は初期の段階で、情報の空白がありました。
AFPは首都ダマスカスで当時、唯一の常設支局を維持しており、アサド政権崩壊をリアルタイムで取材できる立場にありました。
HTS部隊が首都に押し寄せると、AFP特派員は前進する反乱軍の列に身を投じ、文字通りHTSのトラックの荷台に飛び乗って主要地区に入りました。
AFPは解放された政府庁舎や軍事施設の内部で取材した映像と情報を送り、アサド政権崩壊の報道をリードしました。